──国家とは、権力とは、そして暴力とはなんなのか……気鋭の哲学者・萱野稔人が、知的実践の手法を用いて、世の中の出来事を解説する──。
第11回テーマ「資本主義の支配的構造と電力問題」
今月の副読本
『記号と事件 1972年-1990年の対話』
ジル・ドゥルーズ著/河出文庫(07年)/1260円
『千のプラトー』『アンチ・オイディプス』など、自らの思想についてドゥルーズが語った20年にも及ぶインタビュー&対話集。自身が"ドゥルーズ入門書"と位置づけている通り、明快で柔らかく語られている。