──当特集【1】では日本の宗教団体と裏社会、それも主にヤクザとのかかわりについて解説しているが、ヤクザも人の子、利害関係抜きで、神にすがりたくなる時もあるのではなかろうか? 18歳で極道の道に入り、3度の服役を経験後、現在は牧師として活動する進藤龍也氏に聞いた。
画像は『人は必ずやり直せる』
自分がヤクザだった時は、何かにすがりたい気持ちなんてなかったですよ。「撃たなきゃいけない」なんて場面が何度もあって、そういう時は20年刑務所に行くことも覚悟していた。だからそんなこと考えてる余裕はないです。「俺はヤクザなんだ」っていう矜持が自分を支えてましたから。今は違いますよ。神によって生かされているし、使命がある。