↑画像をクリックすると拡大します。(写真/チャニキム)
2010年4月、「すべてをカミングアウトする」という宣戦布告と共に、自身初の18禁ギリギリシングル『脱ぎなさいよ』をリリースした女性バイセクシャル・アーティストが話題だ。彼女の名は、キムビアンカ。自らを「セックスアイコン」と称し、赤裸々な性体験を綴った楽曲を12カ月連続配信中だという。『脱ぎなさいよ』は、そのミュージック・ビデオがYouTubeで18禁指定されつつも、10年のUSTREAM流行語大賞に選出、東京スポーツの連載で対談したAV女優麻美ゆまに「やらせてください」とお願いするなど、性的な活躍で注目を集めている。
キムビアンカ「私、昭和の歌謡曲オタクで、例えば(中森)明菜さんの『いい加減にして』とか、劇中口調のキャッチーなフレーズが好きなんです。だから『脱ぎなさいよ』では、ひとつの音にひとつの言葉が乗っているくらいのわかりやすさで、『舐めてほしいのか、縛ってほしいのか』といった、セクシャルな歌詞をエグ〜く書きました。『服を脱げ』という性的なニュアンスを含む言葉も、『〜しなさいよ』という命令口調にすると、キャッチーで面白い(笑)。私は、ポップにタブーを壊したいんですよ」
今でこそ自信満々に語る彼女だが、実は、そのキャラにそぐわない楽曲制作を余儀なくされた経緯を持つ。そんな彼女を救い、育てた人物が、所属事務所社長の臼田廣子氏だ。