FACTA(08年11月号)
約2年前のリーマンショック以降、日本銀行は明らかに間違った金融政策を行ってきました。例えば08年10月、世界の中央銀行は一斉に利下げを行いましたが、日本だけはこれに参加しなかった。この舞台裏を明かすと、麻生政権下の当時の麻生太郎総理や中川昭一財務大臣は、緊急事態だとして日銀に利下げなどの協力を求めたものの、白川方明総裁ははねつけました。「FACTA」はこのとき「3歩先が読めない」と日銀を激しく批判し「いずれ円の独歩高を招く」との記事を掲載しましたが、予想通りの結果となりました。このとき以来、白川総裁の判断ミスを批判し続けてきました。