──特集「ブラックIT企業の実態」では、関係各所への取材を元に、ブラック企業の実態に迫ったが、業界の"勝ち組"とされる楽天やソフトバンク、アップルやグーグルなどといった外資系は社員にも優しい会社なのだろうか? 業界関係者に聞いた──。
[座談会出席者]
A…IT雑誌編集者。大手IT企業でプログラマーの経験あり。
B…ITライター。情報サイトなどを中心に執筆。
C…ITライター。IT情報誌などを中心に執筆。
D…ITベンチャー経営者。
「社員を囲い込む」という法則もあるとかないとか……。
A サイゾーさんに呼ばれて「働きたいIT企業、働きたくないIT企業」について好き放題話してくれってコトだけど(苦笑)。よくいわれるのは、「楽天やソフトバンクって、社長がワンマンで企業体質も体育会系」って話だけど、あくまでそれはイメージで、実際はそこまででもないよ。
B 最近、楽天の三木谷(浩史会長)さんが「2012年中に社内の公用語を英語にする」って発言して話題になったからね。そういった彼の豪腕なイメージも強いと思う。ソフトバンクは相変わらず孫(正義社長)さんのトップダウンが激しいって話だけど(笑)。
C (アメリカに本社がある)サン・マイクロシステムズの日本法人でソフトウェアの開発をやっている友人がいるけど、外資系で出世するには英会話のスキルは必須って言ってますよ。ただ、公用語にするのは現実的にどうかなと思うけどね。