──ツイッターブームに最も過剰に反応している業界のひとつは出版業界だ。ここでは、ビジネス誌からオヤジ系週刊誌、ファッション誌まで、雑誌がツイッターをどう取り上げたかを比較することで、その右往左往ぶりをじっくり観察してみたい。
雑誌だけでなく書籍も便乗しまくり。『twitter就活』なる本まで発売されている。
ビジネスマンから学生まで、幅広くユーザーを集めているツイッター。このホットな話題を出版業界が見逃すはずがなく、多くの雑誌が特集を組みまくり、電車の中吊りでも書店でも「ツイッター」の字が躍る、「耳タコ」ならぬ、「目タコ」状態が続いている。そんな各誌の狂奔ぶりを観察すべく本誌では、これまでにツイッター特集を組んだ雑誌を徹底的に集めてみた。ツイッターが盛り上がりを見せ始めた昨年9月~今年5月までの記事に限っても、その数、実に30本以上。ひとつずつ読むと、そのテイストは大まかに5つのタイプに分類できる。
【1】ビギナー向けの使い方指南
【2】「ツイッターこそがビジネスシーンや社会状況を変える!」という礼賛
【3】有名人アカウント紹介
【4】ツイッター害悪論
【5】その他
では、早速この分類に沿って掲載誌を見ていこう。