鳩山首相が自らブチ上げた、普天間基地問題の5月決着。いよいよそのタイムリミットが近づいてきたが、それはそのまま鳩山政権崩壊のカウントダウンとなるのか。他方、沖縄に負担を押しつけ続け、根本的な問題解決を図ってこなかった自民党に、鳩山民主を批判する資格はあるのか──。予断を許さぬ中、党のしがらみにとらわれない与野党の若手論客・藤末健三議員(民主党)と山本一太議員(自民党)が、ニコニコ生放送でユーザーの声に答えつつ、徹底討論する。
藤末健三(写真左)と山本一太(写真右)
【編集部より】
今回の対談は、ニコニコ生放送において、4月22日にネット上で配信されました。リアルタイムの視聴者は、約5000人。コメント数は約2万8000件に上りました。本文中に登場するネットアンケートは、当日の視聴者を対象に行われました。
──藤末議員は、4月19日に沖縄へ視察に行かれたようですが。
藤末(以下、藤) やはり県外移設へ向けた県民の皆さんの大きな期待は感じましたし、先行きが見えないことに対して、「民主党は何やってんだ、しっかりやれ!」というお叱りは受けましたね。ご高齢の方が、第二次大戦や朝鮮戦争でのご自身の経験を話してくれるんですよ。沖縄県民は長い歴史の中で米軍基地問題を考えておられるんだなと、あらためて強く認識させられました。