あなたの知らない世界が広がっている……かも!?
──「仲間内だけに通じるサインを持つ」「口外できない儀式がある」……そんなフリーメーソンに代表される秘密結社は、果たして本当に、裏から世界を牛耳ってきたのだろうか? その歴史的役割から入会の仕方、そして思わぬ(?)会員特典まで、(ちょっぴりマユツバな)徹底解剖!
映画『天使と悪魔』や『ナショナル・トレジャー』でフリーメーソンが重要なモチーフになるなど、裏社会の代名詞として語られることが多い"秘密結社"。その言葉には、常におどろおどろしいイメージがまとわりついてきた。いわく、世界経済を牛耳る神秘的な異教集団。いわく、政財界の要人がこぞって入会する秘密クラブ──果たして、そのリアルな姿はいかなるものなのか。ここでは、ミステリー専門誌「ムー」(学研パブリッシング)の編集長・三上丈晴氏にご登場願った。
「現在のフリーメーソンは、フラタニティ(社会団体・慈善団体)の性格が強いですね。我々『ムー』編集部も『日本フリーメーソン』の本部に潜入取材を行ったことがありますが、広報担当者もいて、実にオープンなんですよ。ロータリークラブやライオンズクラブのような、お金持ちの親睦団体と考えるとわかりやすいでしょうか。一言で言うと、慈善事業を行いながら親睦を深めていく組織ですね」