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荻上チキの新世代リノベーション作戦会議 第2回

「失われた20年」じゃない、「奪われた20年」なんだ!【前編】

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──若手専門家による、半熟社会をアップデートする戦略提言

第一回はこちら【前編】 【後編】

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■今回の提言
「民主党は"官僚のオルタナティブ"を在野に求めよ」

ゲスト/片岡剛士 [民間シンクタンク主任研究員]

──社会の現状を打破すべく、若手論客たちが自身の専門領域から、日本を変える提言をぶっ放す! 先月より始まった本連載、2回目の今回は、シンクタンクでリサーチをしながら、初の著書『日本の「失われた20年」 デフレを超える経済政策に向けて』で河上肇賞を受賞した片岡剛士さん。ご自身が脱デフレに興味を持った契機から、語ってもらいました。

荻上 今回のお相手は、民間シンクタンク主任研究員の片岡剛士さんです。民間シンクタンクという実践的な場でリサーチャーとして活躍される一方で、ご専門の応用計量経済学の立場から先日『日本の「失われた20年」 デフレを超える経済政策に向けて』(藤原書店)という本を上梓され、経済論壇でいうところの「リフレ派」の旗手として注目されています。「リフレ派」とは、日本が長らく陥っているデフレ不況を脱するために、量的緩和や日銀の国債引受、ゼロ金利政策の継続など、インフレ目標値を設定した上でのさまざまなマクロ経済政策を推奨する立場のこと。特にここ数年、インターネットなどを通じた積極的な情報発信により、大変に注目されています。

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