牧歌的なイメージのnauのページトップ。漫画家ロビン西によるキャラクターが、楽しさを誘います。当初の予定から一日遅れ、4月27日からサービスを開始した。
「8:2で、わけてみよう」。そんなキャッチコピーを掲げて4月27日にスタートしたコンテンツ配信サイト「nau」が注目を集めている。音楽を中心としたデジタルデータ作品を販売するこのサイト。売り上げの80%がアーティストの収入となり、20%を運営費とする料金システムが従来の配信サイトとの大きな違いだ。これまで、大手レコード会社で業界に携わってきた発起人の小寺修一氏は、印税率数パーセントというレコードビジネスとは違うモデルを考えていたという。
「僕がミュージシャンだったら、こういうシステムでやりたいと思っていた。買う側も、払った金額が好きなアーティストの収入になると思えば、購入動機になると思う。音楽にお金を払うのが楽しいという感覚を提案していきたいんです」