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第2特集
ソフト・オン・デマンド 15年間の疾走と足跡【2】

AVライター・安田理央が振り返る"企画のSOD"の歴史と変革

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今ではアダルトの総合デパートとして、品揃えも最大級

SODが産声を上げた90年代中盤は、人気女優はレンタルAVメーカーに押さえられていたため、セルメーカーは無名の女優を使って企画で勝負するしかなかった。ほかのセルメーカーが、コスプレやぶっかけ、SMなどのフェチ的な要素を強めていたのに対し、SODはエンターテインメント色を強めることで、それまでのレンタルAVと差別化を図ろうと試みる。50人もの女性がヘアまで見せてずらりと並ぶ『全裸オーディション』や、クレーンで地上20mに吊るされてセックスする『空中ファック』などは、その企画の斬新さで大きな話題となり、各種マスコミでも取り上げられた。「企画のSOD」と呼ばれるようになったのも、この頃からだ。

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