──椿姫彩菜やはるな愛などの活躍もあり、昨今注目を集める「性同一性障害」。しかし、言葉だけが独り歩きし、結局何を指すのかよく理解されていないのが現状ではないか。「性同一性障害」とはなんなのか? ゲイやレズビアンとどう違うのか、あらゆる面から徹底究明!!
2000年前後から、日本でもその存在がよく知られるようになった「性同一性障害」。04年7月の性同一性障害者特例法の施行はもとより、はるな愛や椿姫彩菜など性同一性障害をカミングアウトした芸能人らがメディアで盛んに取り上げられるようになったことも影響してか、今や性的マイノリティのひとつとして、すっかり認知されたように見える。特に、上戸彩が性同一性障害に苦しむ生徒役を演じた『3年B組金八先生』(TBS、01年10月〜02年3月放送)の影響は大きく、同作によって初めて性同一性障害という言葉を知った人は非常に多いといわれている。