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町山智浩の「映画がわかる アメリカがわかる」 第9回

アイアンマンは本当に正義のヒーローなのか?

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【今月の映画】

『アイアンマン』
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日本では認知度はイマイチだが、全米で大人気のアメコミ作品の映画化。巨大軍事企業の社長スターク(ロバート・ダウニーJr.)が、自ら開発した究極のパワードスーツを装着して巨悪と闘う。全米、全世界ともに興行収入2週連続1位を記録し、このメガヒットを受け、早くも続編の公開が2010年に予定されている。
監督/ジョン・ファブロー 出演/ロバート・ダウニーJr.、グウィネス・パルトロウほか
配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 日本では、9月27日より日劇3ほか全国ロードショー

 トニー・スタークは幼い頃から発明の天才で、父の後を継いで兵器産業の経営者になってからは、アメリカ軍のために日夜、最新兵器を開発している。

「スタークさん、あなたは現代のレオナルド・ダ・ヴィンチとの評判ですが」と、女性記者がマイクを向ける。「『死の商人』とも呼ばれていることについて、どう思いますか?」

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