チャート上位は同じ顔……【オリコン】ランキングが“変われない”理由
2020年1月18日 08:00
2011年10月19日 18:00
6本のレギュラー番組を抱えていたテレビ界の"暴君"島田紳助の電撃引退。その余波は当然テレビ局にも及んでいる。
やっぱり狙うはマー君とのゴールイ
ン? 会見に登場した里田まい。
「紳助の引退発表があったのは8月23日。ちょうどテレビ業界は10月改編の発表を控えていた時期で、各局とも上を下への大騒ぎとなった」(民放関係者)と言うが、早々に番組打ち切りを決めたのがTBSの『紳助社長のプロデュース大作戦』。対照的にテレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』や日本テレビ『行列のできる法律相談所』『人生が変わる1分間の深イイ話』は、代役の司会を立てることで続行を決定。
最終的に打ち切りが3本。残り3本が続行という結果となったが、紳助番組終了に安堵しているのが、意外にもフジテレビだという。
「おバカタレントブームを作った『クイズ!ヘキサゴンII』も一時の15%を超える視聴率には及ばず、10%を切ることも増えていた。タレントをいじり倒す番組のやり方には、局内からも不満があり、終盤の頃にはゲストを揃えるのにも苦労しました。ヘキサゴンファミリーだけでは毎回代わり映えがしないことから、『ヘキサゴンファミリー2チーム×ゲストチーム』という形でのクイズ対戦に切り替えたのですが、番組を嫌ったためか、ゲストが集まらず、一時は一般の高校生を対戦相手として募集するという苦肉の策を講じたことも」(番組制作関係者)
さすがに番組スタッフも「『ヘキサゴン』への警戒が強い」と気づいたのか、今年に入ってからは、番宣を狙って新ドラマや新バラエティーのチームをゲストに迎える案も出たが......。
ヘキサゴン
フジテレビにて、毎週水曜日19時57分~放送されていた『クイズ!ヘキサゴンII』。周知の通り、島田紳助の引退に伴い、番組は終了。「羞恥心」「アラジン」「Pabo」といった番組から派生した音楽ユニットも話題になり、『NHK紅白歌合戦』に出場したことも。
「露骨だったのは7月ドラマの『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』。プロデューサーの豊福陽子は『タレントを平気で罵倒するあんな紳助の番組に番宣で出演者を出しても、まったくメリットがない』と、出演オファーを拒否。ほかのドラマもこれに追随し、7月ドラマチームが『ヘキサゴン』に出演することはありませんでした」(同)
局内では毛嫌いされていた『ヘキサゴン』だが、プロデューサー・紳助不在による番組終了の影響は、出演者にとって計り知れない。
「サーターアンダギーなどは、紳助がいなければデビューすらできなかったレベルですからね。ほかにレギュラーもないし、これが最後の花道でしょう」(音楽業界関係者)
ほかの"ファミリー"も、決して安泰ではない。特に紳助を「父ちゃん」と慕っていた上地雄輔などは、夕刊紙に「芸能界引退」とまで報じられた。
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